太陽光発電をした。
今日は例の実験でした。太陽光発電による電源システムの設計です。太陽光発電を実際に使おうとしたとき、晴れたり曇ったりするだけで出力電圧が刻々と変わったら不便じゃないですか、だからそれをどうにかしようという話です。
電力系男子の方は「DC-DCコンバータですねわかります」って感じなのかな。僕は残念ながら電力系でも電気電子系でもなく情報系に進みたいとか言ってる人なので、パワーエレクトロニクスの講義を履修しておらず、初耳でした。
DC-DCコンバータ。こいつは、入力電圧によらず出力電圧を一定に保つことが出来る魔法のような回路です。なんと、昇圧まで出来ます。名前の通り、入力も出力も直流です。今回はチュックコンバータと言われるマニアックなコンバータを作り、フィードバック部分も作成しました。フィードバックは、目標出力電圧値と出力電圧を加算器で差を取り*1、それをファンクションジェネレータで生成した20kHzくらいの三角波とコンパレータで比較し*2、それをスイッチとして使ってたMOSFETのゲートにいれるという感じです*3。はい。
まあ理論はどうでもいいんだけど、実際に実験したらおもしろいことが起こりました。太陽光発電機が発振しちゃって、コンバータの入力も出力もなぜか正弦波に近い波形になっちゃった!DC-DCコンバータなのに全然DCーDCじゃなかったんだよね!
教授によるとこれはいろんな偶然が重なり合って*4起こっている現象だそうで、まあ別に問題はないらしいです。でもこれの考察をやろうとしたら「卒論どころのレベルじゃなくなる」とか言われました。とってもめんどくさいのでレポートにはその事実は隠蔽する予定です。
来週はこれのプレゼンテーションなので、PowerPointを作ってこないといけないそうです。OpenOffice.orgのやつしか持ってないんだけど大丈夫かな。